日野蒔絵工房再開に向けてのご寄付のご報告

能登半島地震により被災された
輪島の蒔絵師、日野拓也さんに対するご寄付を募った結果
日本のみならず世界中の蒔絵ファンの方からたくさんのご寄付が集まりました。

総額 1,901,728円

この金額を2月1日に、日野さんの口座へ全額お振込させて頂きました。
ここに謹んでご報告させて頂きます。
日野さんに変わり感謝申し上げます。
彼は現在、奥様の靖子さんとお二人で、親族の庭にあるプレハブ住宅に2次避難されています。
そこで早くも、小さな場所を確保され、提供されたり百均で購入された道具で、
新たなスタートを切りました!
もう2度と立ち直れないと思っていた彼らを救ったのは、
多くの方達からの温かい言葉や声援、そして今回のような寄付だと思います。
まだまだ、輪島に帰れる日は遠いと思いますが、今の場所から出来ることをされ、
必ず輪島に蒔絵工房を再建される事を願って止みません。
これからも応援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
以下は、寄付金を受け取られた日野さんからのメッセージです。
 
多額の応援金を頂きありがとうございます。
 応援金の寄付を呼び掛けていただいたかおる店長様、
並びにブングボックススタッフの皆様、
世界中の万年筆を愛し、私に力を与えてくれた方々に感謝いたします。
まだ輪島が手つかずの状態でいつになるか目途も立ちませんが、
プレハブ工房で少しずつ仕事を再開し体力を付け必ず輪島へ戻って
日野蒔絵工房を再建いたします。
頂いた応援金は全て日野蒔絵工房再建の為に使わせていただきます。
私を応援してくれている大勢の方がいることを肝に銘じ、
私の出来る事で恩返しをしたいと思います。
 
プレハブ工房の仕事場の写真も添付します。
こちらへ来てからそろえた最低限の道具、材料で
まだまだ足りませんが徐々に増やしていきます。
100均で揃えた代用品と貰い物が多いですが、
いずれは木製の使いやすい道具をそろえたいと思います。
(プレハブ内の仮の仕事場)
知り合いで亡くなられた方がおいでますし、
まだ行方不明の方もいますのでまだ髭は伸びると思います。
応援して頂いた方々には、くれぐれもよろしくお伝えください。
それではよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。
 
日野
 
日野さんは、奥様と二人三脚で工房を切り盛りされてきました。
お二人の元気そうなお顔を拝見することが出来て嬉しい限りです。
日野さんは輪島が落ち着くまでは髭を剃らないそうです。
大変な道のりかと思いますが
どうぞ頑張ってください。
そして1日も早く
日野さんが髭を剃れますように 
 
202422
 
株式会社ブングボックス 
代表取締役 山岸薫