BUNGUBOX Original Ink History
BUNGUBOXオリジナルボトルインクヒストリー
2009年
2月
【御前崎の夕焼け】
静岡県最南端の御前崎の岬に沈む夕焼け色のイメージ。赤でも橙でもない繊細な色である。
ブングボックスオリジナルインク第1弾として2008年12月、先着12名様に先行販売の後、
翌年2月より通常販売。発売当初は50ml入りで2,100円。
6月
【瑠璃 海色】
御前崎の海の水平線をイメージした「瑠璃(るり)海色」は「ラピスラズリ」。青とも紺とも言えない深い色である。
【瑠璃 空色】
御前崎の海の水平線の空側をイメージした「空色」は「薄群青色(うすぐんじょういろ)」。
勿忘草(わすれなぐさ)色とも瑠璃草(るりくさ)色とも言われる、淡く優しい青色である。
10月
【Tea Green Omaezaki(お茶色)】
立春から数えて88日目に採れるお茶は上等なものとされ、特に美味しいと言われている。
そんな八十八夜のお茶をちょっと渋めに表した色。2013年3月より【BUNGBOX88】に改名
【Sweet Potato Yellow(芋の実色)】
【Sweet Potato Purple(芋の皮色)】
同年10月開催された第24回国民文化祭・しずおか2009「食文化さつまいもサミット」でデビューした。
御前崎のさつまいもの歴史は古く、江戸時代(1766)に御前崎沖で薩摩藩の御用船「豊徳丸(とよとくまる)」が座礁。
その船員24名を二ツ家の組頭・大澤権右衛門(おおさわごんえもん1694 - 1778)親子らが助けた。
権右衛門は薩摩藩からの謝礼金20両を断り、3種のさつまいもとその栽培方法を伝授された。
この出来事をきっかけに、静岡県の遠州地方(主に遠州灘に面した県西部)にさつまいも栽培が普及したといわれている。
御前崎の「はまこまち」という品種に着目し、【実】は黄色でも橙でもなく。【皮】は紫でも茶色でもない色である。
販売休止を経て、2020年秋にオリジナルボトル「ink tells more」で限定復刻した。
12月
【聖夜】
蒼なのに限りなく黒に近い色。漆黒に少し青が溶けたようなイメージで制作したインク色である。
2010年
1月
【Sweet Love Pink(ラブピンク)】
【Valentine's Choco Brown】(チョコブラウン)
ともにバレンタインの季節限定として販売されたインク。キュートでビビットなラブピンクと、
究極のチョコレート色を目指したチョコブラウンは、セット購入されるお客様も多かった。
【Sweet Love Pink(ラブピンク)】はオリジナル万年筆【Sweet Love Pink 2020】発売記念として
2020年に復刻限定販売。大好評の内に100個完売。
3月
【The ink of Witch】
「いたずら好きな魔女が魔法をかけたインク」をコンセプトに、書いた直後は黒で時間がたつと紫に変化する
不思議なインクがこの年誕生。現在も高い人気を誇っている。
【HAPPINESS(ハピネス)】
フランスの伝統色マント(Menthe)というハッカの色と、イタリア・ヴェロン生まれの画家
ヴェール・ヴェロネーズが使った緑の中間色を目指し、爽やかな草原の緑をイメージしたインク。
4月
【L'Amant(ラマン)】
愛人=愛しき人、という意味合いのインク。美しい赤紫はカトリック枢機卿の着る法衣の色カルディナルのイメージ。愛しき人への想いを綴るのに相応しい色合いが誕生した。
5月
【DANDYISM(ダンディズム)】
ラベルのモチーフはシャーロック・ホームズ。「Vert Noir(ヴェール・ノアール)」という深く濃い緑が
ダンディズムの精神を表すインク色として採用された
【June bride Something blue】
2010年5月28日に発売開始。欧州に古くから伝わる「Something four」(嫁ぐときに何かひとつ青いものを
身に付けると花嫁が幸せになる)、そしてローマ神話のジュピターの妻ジュノーが結婚生活の守護神であることから
6月に結婚式を挙げる花嫁は「June bride」と呼ばれ幸せになるという2つの言葉から生まれたインク
【ブルー オリヤン】に透明感を加えた美しいブルーは、現在も高い人気を誇っている。
6月
【Melancholic Gray (but…)】
2010年6月24日に販売開始。日本の伝統色「深川鼠(ふかがわねず)」と「素鼠(すねず)」の中間色で、
雨の日でも希望に満ちる優しいグレーインクが誕生した。
7月
【BUNGBOX BLUE BLACK (4B)】
BUNGBOXBLUEBLACKの頭文字の4つのBをとって名付けられたインク。日本の伝統色「濃藍(こいあい)」と
フランスの伝統色の「Agate(アガート)」という瑪瑙(めのう)色との中間色を目指して制作された。
アルファベットの『B』と蜂の『BEE』をかけたラベルは茶目っ気たっぷり♪
8月
【曼珠沙華】Lycoris Red
ありとあらゆる生命の炎を燃やしているような、曼珠沙華の赤をイメージして作ったインク。
【Music Black(音符の黒)】
目には優しいのに、その存在はしっかりと焼きつけられる。そんな五線譜に踊る音符の黒をイメージしたインク。
9月
【NOSTALGIA(郷愁)】
Nostalgia(郷愁:離れた故郷を懐かしく思う気持ち、過去や遠い昔に惹かれる気持ち)。
ノスタルジックな気持ちを呼び起こす、セピア色の色褪せた写真をイメージして作られた。
10月
【銀杏(icho)】
明治の歌人「与謝野晶子」が詠った詩「金色の小さき鳥の形してイチョウ散るなり夕日の丘に」を情景を
イメージして作ったインク。ラベルには【御前崎の夕焼け】インクで葉っぱの葉脈などに色付けした。
12月
【寿ぎ紅(ことほぎくれない)】
当初は【2010 朱 vermillon】として限定販売した。透明感があり美しい、新春を寿ぐおめでたい紅色である。
2011年
2月
【つゆひかり】
温暖な気候のため、静岡県内で最も早く新茶が収穫される御前崎。
2009年春誕生した御前崎茶の新品種「つゆひかり」の美しい緑色そのままのインクである。
4月
【初恋】BUNGBOX SAPPHIRE
2011年4月15日に販売開始した、ブングボックスの『看板』ともいえるオリジナルインク。
イギリスの高級筆記具メーカーParker(パーカー)から発売され、その美しいブルーが不滅の人気ながら
発売停止となってしまった幻のインクPenmanSapphire(ペンマンサファイア)。
その色を初めて見た瞬間、恋に落ちてしまったかおる店長の熱い想いが「初恋」の名前の由来となっている。
Parker(パーカー)のインク色を再現した「ペンマンシリーズ」最初のインクである。
7月
【道化師の涙】BUNGBOX RUBY
Parker(パーカー)のインク色を再現した「ペンマンシリーズ」第2弾は、ボルドーに近い色のペンマンルビー。
この色からイメージしたのは、決して誰にも見せることのない「道化師の涙」。
ラベルは、滑稽だがどこか憂いに満ちた表情をした道化師と零れ落ちる涙が描かれている。
【ノルウェーの森】NORWEGIAN WOOD
Parker(パーカー)のインク色を再現した「ペンマンシリーズ」第3弾は、深く鮮やかな緑のペンマンエメラルド。
イメージしたのは、ビートルズの楽曲【Norwegian Wood (ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森)】。
この曲とトロール(森の妖精)が棲むという深い深いノルウェーの森の緑、インクが見事に融合したインクである。
10月
【ピアノマホガニー】Piano Mahogany
Parker(パーカー)のインク色を再現した「ペンマンシリーズ」第4弾は、赤みを帯びた美しいペンマンモカ。
この色が結びついたイメージは、子どものころに憧れたマホガニー色のピアノ。
インクの再現とともに蘇った「当時のドキドキ感」をともに感じていただきたいインク。
12月
【BUNGBOX BLACK】
2011年12月20日に販売開始。インクブレンダ―石丸治氏と何度も試作して生まれた『ブングボックスの黒』。
ラベルのイメージは、「101匹わんちゃん」でおなじみ黒ブチ模様のダルメシアン。
2012年
2月
【浜名湖のフレッシュみかん】
浜松市北区周辺は、年平均気温16度と温暖で日照量も多く、耕土が浅く乾燥しやすくて水はけもよい土地。
みかんの生育に良い条件が多くそろっていて、この地域で生産されているみかんは全国的に有名になっている。
浜松発のご当地インクとしてこのフレッシュなみかん色を採用し、人気の高いオリジナルインクとなった。
【KABAYAKI】of the Hamanako eel
浜松といえば鰻ということで、他に類を見ない「ウナギのかば焼き」をテーマに作られた蒲焼色のインク。
【浜名湖のフレッシュみかん】同様、ブングボックス浜松店のオープンに合わせ作られたご当地インクで
販売休止中も復活を望む声が多く寄せられている。
2023年7月20日の「土用の丑の日」に向けて再販が決定。
5月
【マタドールレッド】
MATADOR(マタドール)とはスペインの「闘牛士」のこと。彼らが持つムレタという赤い布のイメージと、
闘牛と闘う勇敢なMATADORの熱く深い闘志、情熱、力(パワー)を深紅に込めたインク。
一時販売休止していたが、2021年に同名のオリジナル万年筆発売を記念して限定復刻した。
【 Mother 】(BUNGUBOX PINK)
優しくて柔らかい、でも芯は強く絶対的な存在である『母』をイメージした色は
見た目にも優しいけれど、しっかりと印象に残るピンク系の色である。
7月
【肴町ほろ酔い】
同年2月17日にブングボックスが店を構えた浜松市肴町をイメージしたパープルグレーのインク。
年に数回開催される「ほろ酔い祭り」が名前の由来。ちなみにラベルに描かれたのは、当時お店の前にあった
マンホールの蓋に彫られている「ヒラメ」の絵。
12月
【LUMINOUS】(ルミナス) 蛍光グリーン
【LUMINOUS】(ルミナス)とは「光を発する、光る、輝く、明るい」等の意味を持つ言葉。
ブングボックス初の蛍光系インクは、ラインマーカーインクとしても重宝するグリーン。
2013年
1月
【出世インク《鎧黒》】出世大名家康くん
出世大名である徳川家康公のご利益にあやかり作ったのは、倹約家としても有名だった家康の鎧の色である
「鎧黒」インク。艶っぽい黒色は、乾いた後で見る角度によって少し赤紫を感じる黒色でもある。
『就勝』(就活)やビジネス、受験などで縁起が良いインクとして人気があった。
2月
【ゑびす】
ブングボックス浜松店開店1周年を記念して作られたのは、ゑびす様のありがたい金色をイメージし、
笑門来福(笑う門には福来る)、商売繁盛、家内安全など幸せを呼び込む金のインク。
3月
【BUNGBOX88】(Tea Green Omaezaki から改名)
お茶の中でも特に上等なものとされ、美味しいといわれる八十八夜のお茶をちょっと渋めに表現した色。
【BUNGBOX88】の88の数字も末広がりで縁起が良い。
11月
【Soleil(ソレイユ)】
Soleil(ソレイユ)それは太陽。地球上のありとあらゆるものを照らし生命を育む偉大な存在。
激しく、明るく、そして、ある時は暖かく・・・そんな太陽をイメージして生まれたインクである。
かいた時は明るく輝き、時と共におちついたイエローに変化する。
12月
【青富士】AOFUJI
当初は【FUJIYAMA BLUE】【寿ぎ紅】とともに正月限定インク【初夢青富士】としてセット販売されていたが、単独販売および定番化の声が多く寄せられたため、現在は【青富士】として定番インクとなっている。
【FUJIYAMA BLUE】
【青富士】同様、2013年6月に世界文化遺産に登録された富士山をイメージして作られたインク。刻々と変化する富士山の色を表し、青富士とはまた異なるブルーの色合いとなっている。
2014年
7月
【BB Espresso】(ブングボックスエスプレッソ)
「特別にあなただけに」という語源の説があるといわれるEspresso。ブングボックスからあなただけに贈る、エスプレッソコーヒーのイメージで作られたインク。
8月
【皇紫(すめらむらさき)】
ゆるぎない力を持つ・しっかりしたもの・強いもの という意味を持つ漢字
『皇』(すめらぎ)のパワーを宿した青紫色のインク。「伝えたい気持ちを託す色」として、手紙をはじめさまざまなシーンで活躍する色である。
2015年
1月
【サクラサク】
おめでたいときに使われる言葉として知られる『サクラサク』。色味は、やや黄みがかった鮮やかな赤である「赤金」のイメージ。使うたびに素敵なことが起こるように…との願いを込め、ブングボックス3周年記念の際に作られたインクである。
=== 2015年8月 ボトル・パッケージ リニューアル ===
2016年
11月
【トータスシェルブラウン(Tortoise Shell Brown)】
ペリカンM400スーベレーン【トータスシェルブラウン】の発売を記念して作られたインク。軸のイメージをインク色に託している。
2017年1月
【表参道ブルー】
ブングボックス表参道店開店を記念して作られたインク。ラベルには表参道の象徴であるケヤキ並木が爽やかなブルーで描かれている。2019年2月からヒールシェイプボトルで販売開始。現在は表参道店のみで販売中。
【ink of Naotora】
この年放送されたNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』が浜松を舞台としていることもあり、主人公である直虎が使用する武具を朱や赤で統一した「井伊の赤備え」をイメージして作られたインク。市内の大河ドラマ館などを巡るお客様からご好評いただいた。
10月
【TOKYO METRO COLOR】
東京メトロ9路線(銀座線・丸ノ内線・日比谷線・東西線・千代田線・有楽町線・半蔵門線・南北線・副都心線)のシンボルカラーを20ml入りのミニボトルインクにした9色セットのインク。東京地下鉄株式会社商品化許諾済みであり、正真正銘のメトロカラーである。
2018年
4月
【薫る】KAORU
風薫る季節に若葉を吹きわたる爽やかな初夏の風をイメージして、瑞々しい緑のかおりを感じられる色として【薫る】と命名される。2018年4月開催のイベントに合わせて数量限定販売した後、同年11月よりヒールシェイプボトルで定番化される。
=== 2018年11月 オリジナルボトルink tells more 18色 販売開始 ===
初恋・4B・サムシングブルー・フジヤマブルー・青富士・聖夜・肴町ほろ酔い・薫る・ラマン・海・空・
ノルウェーの森・曼珠沙華・つゆひかり・ダンディズム・道化師の涙・ピアノマホガニー・Witch
2019年
2月
【サンクチュアリブルー】
浜松本店で限定販売用に制作されたオリジナルインク。浜松本店の所在地である静岡県浜松市の遠州灘に面した中田島砂丘は、貴重なアカウミガメの産卵地であり、その保護活動も盛んに行われている。自然豊かな遠州灘の海の色をしたインクということで、「聖域」「保護地区」などの意味を持つ『サンクチュアリ』を冠したインク名となった。
4月
【ZODIAC】
地球から見た太陽の通り道「黄道帯(ZODIAC)」には12の星座が存在する。このZODIACをモチーフに、それぞれの星座のラッキーカラーをもとに色を選んだ20ml入りオリジナルミニボトルインクシリーズである。
10月
【Tears of Alice】
童話「不思議の国のアリス」の中で、魔法の薬を飲んだアリスが巨大化し、悲しくて流した「アリスの涙」をイメージした色。東京インターナショナルペンショー2019開催に合わせて制作したオリジナル万年筆【Magic of Alice】とともに作られ、大好評のうちに完売した。2021年3月、【Magic of Alice】再販を記念してヒールシェイプボトルで復刻販売を始めた。
マジックアワー 永遠の初恋・永遠の夕焼け・永遠の楽譜(2021年11月)
特別生産品 BUNGUBOXオリジナルインク みかん(2021年12月)
Ink tells more 【灰かぶり姫の靴】" Cinderella's Slipper "(2022年5月)
特別生産品 BUNGUBOXオリジナルインク【朝顔】"赤紫"&"青紫"
(2022年7月)
特別生産品 BUNGUBOXオリジナルインク【 Blue Bird 】(2022年9月)